日本の携帯プラン選び:長期、短期、格安 SIM
在留カード、パスポート、日本の支払い方法、エリア、音声番号、eSIM、MNP、端末分割、解約条件から選びます。
日本で携帯プランを選ぶ時、最初に見るのは月額ではありません。本人確認と支払い方法を通せるかです。通常契約には、在留カード、パスポート、日本の銀行口座または日本発行のクレジットカードが必要になるため、足りない場合は観光 SIM、プリペイド SIM、eSIM でつなぎます。
3 層で考える
大手 3 キャリアは docomo、au、SoftBank です。月額は ¥7,000 から ¥10,000 程度になりやすいですが、エリア、店舗サポート、地方での安定性が強いです。山間部、地方出張、建設現場などへよく行く人は大手を選ぶことがあります。
サブブランドやオンラインブランドは、ahamo、povo、LINEMO です。主回線を使いながら、月額は ¥2,700 から ¥3,300 程度まで下がります。ahamo は docomo 回線で 20GB ¥2,970、短い国内通話込み、povo 2.0 は基本料 ¥0 とトッピング制、LINEMO は 3GB ¥990 または 20GB ¥2,728 です。
MVNO と格安ブランドには、IIJmio、mineo、NUROモバイル、y!mobile、UQ mobile があります。月額は ¥880 から ¥2,500 程度まで下げられますが、通話料、支払い方法、店舗サポート、昼休みの速度を確認します。
出典:総務省:MVNO 消費者情報、消費者庁:携帯電話契約の注意。
本人確認と支払い
通常の長期契約では、在留カード原本、パスポート、日本の銀行口座、または日本発行のクレジットカードを用意します。海外発行の Visa や Mastercard は、店頭では使えても通信会社や MVNO の月額決済で通らないことがあります。
来日初期は、ゆうちょ銀行や三菱 UFJ 銀行の口座、住所が安定した後の楽天カードや PayPayカードを使う人が多いです。在留カード、銀行、通信会社の氏名表記がずれると、口座振替や本人確認で止まります。
通常契約ができない場合は、空港の観光 SIM を使います。IIJmio、IHY、b-mobile などの 7 日から 30 日プランは、だいたい ¥1,500 から ¥5,000 です。多くはデータ専用です。iPhone や対応 Android なら、ahamo、docomo、LINEMO、旅行者向け eSIM も選べます。
音声番号の有無
長期居住者は、090、080、070 で始まる日本の音声番号付きプランを選ぶ方が安定します。銀行、学校システム、会社の HR 登録、配送アカウント、市区町村の一部手続きで SMS 認証が求められるためです。
データ専用 SIM は、2 週間の旅行、タブレット、2 台目スマホには向きます。しかし通常の音声通話ができず、銀行や勤務先の SMS を受けられないことがあります。安いデータ SIM が、口座開設や給与登録を止めることがあります。
音声付きでも通話料を確認します。格安 SIM は 30 秒 ¥11 から ¥22 程度の従量課金が多く、通話定額は別料金です。ahamo は短い国内通話が含まれ、povo や MVNO はトッピングや通話オプションを追加する形が多いです。
2021 年以降の解約と MNP
2021 年以降、主要な 2 年契約の高額解約金は大きく減りました。実際に残りやすい費用は、端末代金の分割残債です。24 回や 36 回払いで買ったスマホは、解約や乗り換え後も残額を払い続けるか、一括精算します。
MNP、携帯電話番号ポータビリティを使うと、番号を変えずに会社を移れます。MNP 予約番号を取るか、対応会社ならオンラインのワンストップ方式で進めます。単純な乗り換えは 30 分程度で終わることもありますが、本人確認の氏名や住所がずれると店舗対応になります。
povo 2.0 には注意点があります。基本料は ¥0 ですが、180 日以内に有料トッピングを買わないと停止や解約の対象になります。予備回線として残すなら、6 か月ごとに ¥220 程度の通話トッピングを買う方法があります。
出典:消費者庁:携帯電話契約の注意。
場面別の選び方
来日 1 か月以内は、空港の観光 SIM または eSIM でつなぎ、同時に銀行口座と住所記録を整えます。この期間はデータ専用でも、まだ銀行や会社の SMS が本格化していないため対応できます。
都市部で長期生活し、10GB 以下なら、IIJmio や NUROモバイルの音声付きで月 ¥1,300 から ¥1,500 程度にできます。安定した音声と docomo 回線を重視するなら、20GB ¥2,970 の ahamo が中間案です。
低用量なら povo 2.0 が合いますが、トッピング管理が必要です。地方や山間部へよく行くなら、docomo 大手の方が安全です。au や SoftBank は地域によって弱い場所があります。
注意点
海外発行カードだけで長期契約へ行くと、月額決済で落ちることがあります。来日直後は観光 SIM や eSIM でつなぎ、住所、銀行口座、日本発行カードをそろえてから通常契約へ移ります。
データ専用 SIM を長期の主回線にすると、銀行、勤務先、配送アカウントの SMS 認証で止まることがあります。長期滞在なら 090、080、070 の音声番号を優先します。
端末分割の残債を見ないで乗り換えると、解約金がなくても 24回や36回払いの残りが続きます。MNP の前に端末代、SIM ロック、本人確認名義を確認します。
用語
- 格安 SIM
- MNP(携帯電話番号ポータビリティ)
- 本人確認
- 解約金
- eSIM