cities · 2026-05-16

名古屋交通:地下鉄、名鉄、JRで中部を動く

地下鉄6路線の使い分け、名鉄名古屋駅の4線共用ホーム、ドニチエコきっぷと24時間券の損益分岐。名駅と栄の双核で名古屋の移動を組み立てます。

名古屋の公共交通は東京や大阪より構造が単純で、市内は地下鉄6路線、周辺都市は名鉄とJRという分担です。基準になるのは名駅(交通の中心)と栄(商業の中心)の双核で、この2点間を東山線が約5分¥210で結びます。

地下鉄6路線:軸は東山線と名城線

路線方向主要駅特徴
東山線東西名古屋、伏見、栄、千種、藤が丘最混雑・最重要
名城線環状栄、矢場町、金山、名古屋城一周約50分
鶴舞線東西上小田井、丸の内、鶴舞、赤池名鉄豊田線・犬山線と直通
桜通線東西名古屋、丸の内、桜山、徳重名駅の深層(地下4階)
名港線南北金山、名古屋港水族館方面
上飯田線短距離上飯田、平安通名鉄小牧線と直通

運賃は¥210〜340で、manacaのほかICOCA・Suicaなど全国相互利用のICカードが使えます。名古屋駅では東山線が地下2階、桜通線が地下4階と階層が違うため、乗り換え時間は同じ「名古屋駅」でも5分単位で見ておくのが安全です。終電は東山線の名古屋発栄方面が24時すぎ、名城線の栄発金山方面が23時台後半で、金曜の延長運転はありません。

名鉄:4線共用ホームと空港アクセス

地下鉄でカバーできない犬山・岐阜・空港方面は名鉄です。名鉄名古屋駅はJR名古屋駅から地下通路で徒歩3〜5分ですが、ホームが上下各2線の計4線しかなく、全方面の列車が同じホームを共用します。同じ乗り場に3分差でまったく別方面の列車が来るため、乗る直前に発車標の行先と種別(ミュースカイ/特急/急行/普通)を確認する癖が必要です。

中部国際空港へはミュースカイで28分、運賃¥980+特別車両券¥450の計¥1,430です。ミュースカイは全車特別車なので¥450は必ずかかりますが、特急の一般車なら約37分・¥980で追加料金なしで行けます。犬山へは約35分¥630、名鉄岐阜へは特急約30分¥630、豊橋へは特急約50分¥1,270(一般車は運賃のみ)です。

JR東海:新幹線と中長距離、副都心の金山

市内の短距離はJRより地下鉄が便利で、JRの出番は新幹線と在来線特急です。東京へはのぞみで1時間34分¥11,300、新大阪へは49分¥6,680。長野へは特急しなので約3時間¥6,930、高山へは特急ひだで2時間20分¥6,140です。新幹線はスマートEX(年会費無料のアプリ予約)に登録しておくと窓口より¥200〜1,000安く、交通系ICで改札を通過できます。

金山駅はJR・名鉄・地下鉄(名城線・名港線)が交わる副都心で、名古屋駅から3〜5分です。熱田神宮・名古屋港・空港方面へ動く日の乗り換え拠点になります。熱田神宮は名城線の神宮西駅から西門、正門(南門)からの参拝なら伝馬町駅が最寄りです。

あおなみ線、メーグル、市バス

あおなみ線は名古屋駅から金城ふ頭まで全線24分¥350で、リニア・鉄道館、レゴランド、ポートメッセなごやへの専用線と割り切って使います。沿線にほかの目的地はほぼありません。

観光ルートバスのメーグルは名古屋駅発で名古屋城・徳川園・文化のみちを巡回し、1日券¥500です。火曜運休・平日は約30分間隔なので、名古屋城周辺をまとめて回る日に地下鉄を乗り継ぐより安く済みます。市バスは均一¥210で、地下鉄の届かない住宅地と郊外施設を埋める役割です。

1日券の損益分岐

券種価格条件
ドニチエコきっぷ¥620土日祝と毎月8日のみ。バス・地下鉄全線
地下鉄全線24時間券¥760改札を通した時刻から24時間有効
バス・地下鉄一日乗車券¥870当日限り。バス・地下鉄全線

ドニチエコきっぷは地下鉄3回で元が取れるうえ、対象施設の入場割引(名古屋城など)が付きます。平日に使えない点だけ注意が必要で、平日の改札ではエラーになります。地下鉄24時間券は「土曜の昼に買えば日曜の昼まで使える」仕組みなので、宿泊を挟む移動では一日券2枚より安くなります。manacaで地下鉄・市バスに乗るとマイレージポイントが自動で貯まり、運賃に充当されるため、定期券区間外の日常移動はICカードのままでも実質割引があります。

用語

  • 名駅 / 栄(双核構造)
  • ドニチエコきっぷ
  • 地下鉄全線24時間券
  • ミュースカイ(特別車両券¥450)
  • manaca マイレージポイント

参考情報