life · 2026-05-20

郵便転送:1年無料で旧住所から新住所へ転送

日本郵便の転居届、1年間無料転送、申請3パターン(窓口、郵送、オンライン)、転送できない郵便物、追加更新、海外転送非対応について整理します。

日本郵便(japanpost.jp)に「転居届」を提出すると、旧住所宛ての郵便物が新住所に1年間無料で転送されます。引越し後に銀行、カード会社、行政機関にそれぞれ住所変更をする間、転送設定は過渡期と漏れ防止の保険になります。この記事では申請3パターン、注意点、追加更新の順で整理します。

1. 転居届の基本ルール

項目内容
期間提出日から1年
費用無料
対象旧住所宛ての郵便物全般(条件あり、後述)
開始提出後3-7営業日
追加更新1年満了時に再申請可(無料、回数無制限)

転居届を提出すると、旧住所宛ての郵便物が日本郵便の集配局で転送処理を経て新住所に配達されます。クロネコヤマトや佐川急便などの民間宅配業者はこの転送対象外で、各社で個別に手続きする必要があります。

転送できる郵便物は、普通郵便(手紙、ハガキ)、書留と簡易書留、ゆうパック、ゆうメール、国際郵便(一部)です。

転送できない郵便物は、「転送不要扱い」と記載されたもの(クレジットカード、保険証、年金通知、税金通知、選挙投票案内など、差出人に返送)、民間宅配(ヤマト、佐川、日本通運など)、「○○方」など旧住人宛ての郵便物(同居者でも別世帯扱いなら転送されない)です。

出典:日本郵便:転居・転送サービス日本郵便:転送できない郵便物

2. 申請3パターン

方法必要書類所要時間開始まで
郵便局窓口在留カードなどの本人確認書類5-15分3-7営業日
投函(紙の申請書を郵送)記入+切手不要1-2週間1-2週間
オンライン(e転居)本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、在留カードのいずれか)+ 顔撮影5-10分3-7営業日

おすすめは「e転居」(welcometown.post.japanpost.jp/etn)で、スマホで完結し24時間受付、郵便局に行く必要がありません。

申請時に入力する情報は、旧住所(正確に、賃貸なら部屋番号まで)、新住所、転送開始希望日、同居家族の有無(世帯まとめか個人申請か)、本人確認情報です。

世帯転送は1通の申請で世帯全員をカバーでき、家族全員の旧姓と新姓を書きます。

投函用の紙の申請書は郵便局カウンターで無料配布され、自宅で記入してから赤いポストに投函(切手不要)できます。家族が多い場合は紙申請が手間が少ない場合もあります。

出典:日本郵便:e転居

3. 追加更新と注意点

1年経過後は転送が自動終了し、それ以降の郵便物は旧住所に配達され、旧住人に届くか「宛先不明で返送」される可能性があります。

追加転送は、再度e転居か郵便局で申請すれば無料でさらに1年延長でき、回数無制限の更新で実質永続的に利用できます。ただし毎年管理しないと忘れがちなので、カレンダーで翌年の同日にリマインダーを設定します。

注意点を整理します。「転送不要扱い」の郵便物(クレジットカード、保険証、税金通知など)は転送されず、各機関で個別に住所変更する必要があります。海外転送は非対応のため、帰国時は旧住所に誰かが住んでいるか、「留置サービス」(最長1か月、長期不在時に使う)を利用します。大量転送(メルカリやネット通販で頻繁に受け取る場合)は集配局の負担になり、最長3日の遅延が発生する可能性があります。誤転送(日本郵便が手違いで他人の住所に届ける)はまれですが、起きたら近くの配達員に直接相談します。

引越し後に住所変更が必要な機関は、銀行(メガバンク、ゆうちょ、ネット銀行)、クレジットカード(楽天、JCB、三井住友など)、携帯電話事業者(docomo、au、SoftBank、楽天モバイル)、電気・ガス・水道・ネット、保険(健保証は市役所の転入届で自動更新、生命保険と任意保険は別途)、年金(市役所の国民年金課で転入届と同時)、マイナポータル(マイナンバーカードがあれば自動連携)、運転免許証(最寄りの警察署、3か月以内、無料)、在留カード(市役所の転入届で自動更新、入管に別途行く必要なし)です。

出典:日本郵便:留置サービス

4. 民間宅配業者の住所変更

ヤマト運輸は「クロネコメンバーズ」(kuronekoyamato.co.jp)でオンライン登録し住所変更します。Amazon配達も含む場合は、Amazonアカウントの住所変更も別途必要です。

佐川急便は最寄り営業所に電話で連絡し、転居届はサポートしていないため、利用時に新住所を指定します。

日本通運やヤマトホームコンビニエンスなど他の業者も類似で、転居届ではなく利用時の指定で対応します。

主要なECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)の住所変更も忘れずに行い、登録済みの配送先を更新します。

出典:クロネコヤマト:会員サービス

5. 海外帰国時の対応

外国人が日本から帰国する場合、海外への郵便転送は提供されていません。

選択肢は3つあります。1つは日本国内の信頼できる人(友人、行政書士、納税管理人)の住所に転送して受け取り後に転送してもらう方法、2つは留置サービス(最長1か月)で出国前後の集中受取期間を作る方法、3つは出国前に各機関に出国の連絡をして請求や郵送を停止する方法です。

国際郵便での個人転送は航空便で1通¥300-1,500、船便で¥200-500(時間がかかる)が目安です。

重要書類(在留カード返納確認、年金関連、税金関連)は出国前に専用の納税管理人を立てるか、出国時の手続きで処理を完結させるのが安全です。

出典:日本郵便:国際郵便

6. よくある落とし穴

転居届を出さずに引越すと、郵便物が旧住人や大家に届いてプライバシー漏洩のリスクがあります。銀行通知、カード明細などの機密情報が他人の手に渡ります。

e転居でマイナンバーカードか顔写真が必要で、準備せずに申請すると途中で詰まります。事前にカードリーダーや撮影環境を準備します。

1年後の更新を忘れる失敗もよくあります。カレンダーリマインダーか、毎年3月の引越しシーズンに合わせて確認します。

転送できない郵便物(クレジットカード、保険証)が「転送されるだろう」と思い込み、住所変更を放置する人もいます。「転送不要扱い」は差出人に返送され、最悪はカード再発行になります。

民間宅配(クロネコヤマト、佐川、Amazonなど)の住所変更を忘れるのもよくあります。ヤマトは「クロネコメンバーズ」で登録し、佐川は各営業所に連絡が必要です。

転居届を早く出しすぎて転送開始前に旧住所への郵便物が滞るケースもあります。引越し当日か1-2日前に申請し、転送開始希望日を新住所入居日に設定します。

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参考資料