life · 2026-05-16

来日第一週:住所登録、銀行、保険、通信の順序

Day 1の空港到着、Day 2-3の賃貸かホテル、Day 4-7の市区役所での転入届、国民健康保険、国民年金、マイナンバー、銀行口座、携帯契約まで、14日以内に必須の手続きを時系列で整理します。

来日第一週は手続きの集中時期です。14日以内に転入届、国民健康保険、国民年金、マイナンバー受領が法定義務として完了する必要があります。順序を間違えると後続が止まり、たとえば住所登録なしでは銀行口座も携帯契約もできません。この記事ではDay 1からDay 7の時系列で実際の流れを整理します。

1. Day 1:空港到着と最初の移動

空港では4つを完了します。1つは入国審査で、パスポート、ビザ、COEを提示し、指紋採取と顔写真撮影の後、その場で在留カードが交付されます(成田、羽田、関空、中部、福岡、新千歳などの主要空港)。在留カード裏面の住所欄は空欄です。2つは税関で、申告書を記入、¥1,000,000以上の現金は申告必須です(隠蔽は違法)。3つはSIMカード受け取りで、事前予約があれば空港カウンターで受け取れます(Wi-Fiルーターも同様)。4つは両替で、レートは悪いものの応急の¥10,000-30,000程度は両替しておきます。

空港から市街地への交通を整理します。

ルート価格所要
成田から東京駅(成田エクスプレス N’EX)¥3,07060分
成田から市街地(リムジンバス)¥3,200-3,60090-120分
成田から上野(京成スカイライナー)¥2,58041分
羽田から品川(京急本線)¥33014分
関空から大阪(JR関空快速)¥1,21065分
関空から京都(JRはるか)¥3,42080分

スーツケース2個以上または子連れなら、ヤマト宅急便の「空港預け、ホテル配送」が便利で、当日午後にホテルに届きます。1個¥2,000-4,000です。

出典:成田空港アクセス羽田空港アクセス関西国際空港アクセス

2. Day 2-3:住所を決める(最重要)

住所登録、銀行、携帯のすべての前提は「住所が決まっている」ことです。

短期ホテルから賃貸への流れは5段階です。1つはホテルかAirbnbで1週間から1か月過ごし、賃貸契約完了までを橋渡しします。2つは内見で、仲介業者またはオンライン(SUUMO、LIFULL HOME’S、at home、REINS)で条件を絞って5-10件見ます。3つは申込みで、気に入った物件に入居申込書を提出、家賃保証会社の入居審査(5-7日)を受けます。4つは契約で、審査通過後に契約と初期費用(家賃の4-6か月分、敷金、礼金、仲介手数料、火災保険、鍵交換、初月家賃)を支払います。5つは鍵の受領で、契約日または入居日に物件の引き渡しがあります。

重要なポイントとして、賃貸契約には保証人または保証会社が必要で、保証人のいない外国人は保証会社の利用が一般的です。保証料は家賃の50-100%(初年度)で、グローバルトラストネットワークと日本セーフティが外国人向けに強いです。

初期費用の例(家賃¥80,000の場合)を整理すると、敷金¥80,000-160,000(家賃1-2か月)、礼金¥80,000-160,000(家賃0-2か月、近年は0礼金が多い)、仲介手数料¥80,000-88,000(家賃1か月+消費税)、保証料¥40,000-80,000、火災保険¥15,000-20,000/2年、鍵交換¥15,000-30,000、初月家賃¥80,000で、初期費用合計¥400,000-650,000が標準です。家具と家電の購入費は別途かかります。

出典:国土交通省:不動産取引ガイドSUUMO:賃貸契約初期費用

3. Day 4-5:市区役所での5項目の手続き

住所が決まったら住所所在の市区役所に行き、できるだけ1日で全項目を完了します。

手続き窓口必要書類期限
転入届市民課在留カード、パスポート入居後14日以内
在留カード裏面に住所記入同上在留カード同時
国民健康保険加入国保課在留カード、マイナンバー(あれば)入居後14日以内
国民年金加入年金課同上同上
マイナンバー通知書受領通知のみ、登録1-2週間後-自動
印鑑登録市民課印鑑、在留カード必要時

注意点として、市役所窓口は平日8時30分から17時(自治体によっては木曜の19時延長や土曜午前9時から12時の開庁あり)です。在留カード裏面の住所は転入届と同時に職員が手書きで記入する必要があり、自分で書いたものは無効です。国保、国民年金、マイナンバーは転入届と同時申請が効率的で、別日に行くと並び直しになります。印鑑登録には実印(耐用の印章、最低¥3,000-5,000)が必要で、認印(100円ショップの印章)は登録できません。

転入届完了後は当日から住民票が発行可能(1部¥300、賃貸・銀行・携帯契約に必須)です。国保加入後は資格確認書が当日または1週間以内に交付され、医療機関で3割負担になります(紙の保険証は2024年12月で新規発行が終了。マイナンバーカードを取得したらマイナ保険証の利用登録に切り替えるのが基本です)。個人番号通知書は1-2週間後に郵送され、マイナンバーカードの申請に使います。

出典:総務省:住民基本台帳出入国在留管理庁:住居地届出

4. Day 5-7:銀行と携帯と公共料金

銀行口座の開設は住民票が発行された後に行います。最初に開けるのはゆうちょ銀行で、最寄りの郵便局窓口で入国後すぐ開設可能、5-15分、キャッシュカードは1-2週間で郵送されます。メガバンク(三菱UFJ、SMBC、みずほ)は入国後6か月の待機期間が原則ですが、給与口座(会社経由)は例外です。ネット銀行(ソニー銀行、SBI新生)には入国後すぐ開けるものもあります。詳細はbank-account-basics記事を参照してください。

携帯契約の選択肢を整理します。

事業者プラン例月額特徴
docomo / au / SoftBankデータ無制限¥6,000-8,000大手、店舗サポート充実
ahamo / povo / LINEMO20GB¥2,700-3,000大手のサブブランド、オンライン契約
楽天モバイル20GB以上¥2,178-3,278自社網、楽天ポイント還元
格安SIM(IIJmio、mineo、NUROモバイル)3-20GB¥800-2,500安いが昼休みは速度低下
外国人向け(Sakura Mobile、Mobal)3-30GB¥3,000-5,000英語対応、契約簡単

契約に必要な書類は、在留カード、銀行口座(口座振替)またはクレジットカード、メールアドレス、住所登録証明(住民票)です。

公共料金の契約も並行して進めます。電気(東京電力など)はネット申請で当日開通、¥3,000-12,000の月額です。ガス(東京ガスなど)はネット申請と現地立会、引越し1週間前の予約、¥3,000-8,000です。水道(自治体)は市役所またはネット申請で当日開通、¥2,000-5,000です。ネット(NTTフレッツ光、ソフトバンク光、auひかり、楽天ひかり)はネット申請で工事1-4週間、¥4,000-7,000です。

出典:総務省:通信サービス比較資源エネルギー庁:電気・ガス

5. 入国後14日のチェックリスト

ここまでの流れを14日のチェックリストにまとめます。

Day 1で空港の入国手続き、SIM受領、市街地への移動、ホテルチェックインを完了します。Day 2-7で物件探しと内見、入居申込みと審査を進めます。Day 5-14で契約と入居、市区役所での転入届、国保、国民年金、マイナンバー、印鑑登録を済ませます。続いて住民票の取得、銀行口座開設、携帯契約、公共料金契約を進めます。

これらが完了すれば生活基盤が整い、就職活動や本格的な日本生活に移行できます。

出典:出入国在留管理庁:住居地届出

6. よくある落とし穴

転入届を14日超過すると、¥50,000以下の過料の対象になります。引越し当日か翌日に市役所に行きます。

転入届の前に銀行口座を開こうとしても、住民票なしでは開けません。転入届を最優先します。

メガバンクで「6か月待機ルール」に弾かれるケースは多いですが、まずゆうちょで開けば問題ありません。後でメガバンクに切り替えられます。

メガバンクの給与口座を住所未登録の状態で申請しようとすると弾かれます。会社が銀行に同行するなら、住民票と在留カードを必ず持参します。

国保に加入せずに病院に行くと全額自己負担(実質は3割の3.3倍)になります。事後申請で7割還付できますが手続きが面倒です。

有効な免許なしで日本で運転すると無免許運転で、3年以下の懲役か¥500,000以下の罰金です。母国の国際免許は出国前にしか取れません。長期滞在者は国際免許の有効期間(上陸から最長1年)が切れる前に、外免切替で日本の免許に切り替えます。

引越し時に役所の手続きを忘れる失敗もあります。転入届、国保、国民年金を同一日に市役所で一括処理するのが効率的で、別日に分けると往復2-3回になります。

日本語キーワード

  • 転入届
  • 住民票
  • 在留カード裏面(住所記入欄)
  • 家賃保証会社
  • 資格確認書 / マイナ保険証

参考資料