life · 2026-05-16

渡航前準備:書類、現金、宿泊、通信、薬品の優先順位

COEとビザの取得、国際免許、戸籍謄本、現金¥200,000-500,000、海外送金の準備、1週間分のホテル予約、アプリの事前ダウンロードを、出発前の優先順位とともに整理します。

渡航前準備の鍵は、「忘れると日本で取り戻すのが難しいもの」を優先的に処理することです。出国1-2か月前に証明書類を取得し、1週間前に現金と通信を準備し、当日に最終確認します。この記事では出発前1-2か月、1-2週間前、出発当日、到着初日の4段階で整理します。

1. 出発前1-2か月:必要書類の取得

証明書や公文書類(日本で使用するが取得に時間がかかるもの)を整理します。

書類用途取得期間
戸籍謄本/出生証明+公証/ハーグ認証婚姻届、保育園入園、奨学金申請1-2か月
健康診断書(英文版)COE申請、保険加入1-2週間
国際免許日本入国後1年間有効1-2週間(母国で取得)
卒業証明+成績証明(英文版)求職、大学院進学1-2週間、¥500-2,000
無犯罪証明在留資格、永住権、特定産業1-2か月

ビザと在留資格について整理します。COE(在留資格認定証明書)は日本の受入機関(学校、会社、親族)が出入国在留管理庁に申請し、4週間から3か月で発行されます。ビザはCOE取得後に母国の日本大使館・領事館で申請し、1-2週間で発行されます。パスポートの有効期間は在留期間に6か月以上の余裕を残す必要があり、不足なら更新します。

医療と処方薬について、母国の処方薬は最大1か月分しか持参できず、それ以上は「薬監証明」が必要で、出発前に厚生労働省の地方厚生局に申請します(薬監証明)。

出典:出入国在留管理庁:在留資格認定証明書厚生労働省:薬監証明警察庁:国際運転免許

2. 出発前1-2週間:現金、宿泊、通信

現金の準備として、日本円¥200,000-500,000(最初の1-2か月の生活費と賃貸初期費用)を用意し、¥10,000札と¥1,000札を組み合わせます(コンビニや小規模店で大きな札は崩しにくい)。両替は母国の銀行が手数料込みで最安で、事前の両替が最も得です(空港は高く、日本のATMは安いが時間がかかります)。クレジットカードはVISAかMastercard(世界的に使える)を1-2枚、AmericanExpressやDinersは加盟店が少ないため予備です。デビットカードでATMから日本円を引き出すこともでき、為替レートはカード会社次第です。

宿泊予約として、最初の1週間から1か月をホテルかAirbnbで橋渡しし、賃貸契約完了まで滞在します(保証会社の入居審査と鍵受領で合計2-4週間が普通)。賃貸を予定する場合は、到着後1-2週間で内見、1-2週間で契約、入居まで1か月の余裕を見ます。大学寮や社員寮の場合は到着日と入居手続きの連絡先を事前に確認します。

通信準備として、入国当日の通信はSIMカードに頼ります。出発前に予約か購入し(Sakura Mobile、Mobal、Sim Card Japanが外国人向け、月¥3,000-5,000)、空港受領か郵送で受け取ります。電話番号は日本の銀行と賃貸契約に必須のため、入国当日か翌日に取得します。アプリの事前ダウンロードとして、Google Map(オフラインマップ)、Google翻訳(オフライン日本語パック)、Uber Eats、PayPay、東京メトロ、Yahoo!乗換、JR東日本アプリ、駅すぱあとを準備します。Wi-Fiルーターは日本国内SIMを入手するまで便利で、空港レンタル1日¥800-1,200です。

出典:JNTO:日本旅行SIMカード情報観光庁:訪日外国人向け通信

3. 出発当日:機内持込と空港でやること

機内持込(パスポートと在留資格関連は身につける)として、パスポート、ビザ(COE貼付済)、ビザ申請時の控、戸籍謄本、出生証明、卒業証明(原本とコピー)、母国免許と国際免許、クレジットカード1-2枚、現金¥10,000-30,000(空港から宿泊先までの初回分)、1週間分の処方薬と薬監証明(必要な場合)、スマホと充電器とモバイルバッテリー、ノートPCと必要なケーブル、1-2日分の着替え(万一のロストバゲージ対策)を用意します。

空港到着後の手続きは、1つは入国審査でパスポートとビザを提示、COE所持なら指紋採取と顔写真撮影の後その場で在留カード交付(成田、羽田、関空、中部、福岡、新千歳などの主要空港)、2つは税関で申告書を記入し¥1,000,000以上の現金は申告必須(隠蔽は違法、¥500,000以下の罰金)、3つは空港でSIMやWi-Fiや両替の受領(事前予約があれば)、4つは空港から宿泊先への移動(成田から市街地はNEX¥3,070の60-80分かリムジンバス¥3,200の90-110分、羽田から市街地は京急とメトロで¥640の30分)の順です。

到着前にスマホでSuicaかPASMO(ICカード、iPhone 6以降でApple Walletに追加可能)を準備でき、実体カードは駅で¥500の預り金とチャージで発行できます。

出典:成田空港:到着案内税関:携帯品の輸入

4. 到着翌日から1週間:必須手続き

14日以内に役所で行う5つの手続きを整理します。1つは転入届と住民登録(市区役所で住民票発行、初回無料)、その際に在留カード裏面に住所を記入します。2つはマイナンバー受領(住民登録後1-2週間で個人番号通知書が郵送、マイナンバーカードは別途申請)です。3つは国民健康保険加入(市区役所国保課、社保未加入の場合)、4つは国民年金加入(市区役所年金課、自営業や無職)、5つは印鑑登録(実印作成と市役所登録、印章¥3,000-5,000と登録¥300)です。

1か月以内に推奨される手続きとして、ゆうちょ銀行の開設(メガバンクは6か月待機ルール)、携帯通信事業者の契約(日本国内の電話番号、銀行と賃貸用)、賃貸契約と引越し、電気・ガス・水道・ネットの契約があります。詳細はarrival-first-week記事を参照してください。

出典:出入国在留管理庁:住居地届出

5. 渡航前の最終チェックリスト

出発1か月前にはCOE、ビザ、戸籍謄本、出生証明、国際免許、卒業証明を取得します。出発2週間前には現金両替、クレジットカード準備、宿泊予約(1か月分)、SIM予約、アプリのダウンロードを完了します。出発1週間前には処方薬と薬監証明、最終的な書類整理、機内持込の選別、両替の確認を行います。

出発当日には機内持込物のチェック、パスポート・ビザ・COEの確認、現金¥10,000以上の手持ち、SIMかWi-Fiルーターの受領を行います。

到着当日には入国審査、税関、SIM受領、宿泊先への移動を完了します。到着翌日から1週間で役所5項目、銀行、携帯契約、賃貸契約を進めます。

出典:JNTO:日本旅行ガイド

6. よくある落とし穴

戸籍謄本や出生証明を持参せずに渡日するのは大きなミスです。後から母国に依頼すると2-3か月かかり、婚姻届、出産、奨学金申請が遅れます。

処方薬を1か月分を超えて持参しようとすると、薬監証明なしで税関で没収されます。出発前に厚生労働省に申請(無料、2-4週間)します。

国際免許なしで日本で運転する計画も無理があります。入国後は日本で国際免許を取得できないため、母国で必ず取得します。忘れた場合は日本の運転免許試験(実技含めて数か月)が必要です。

現金を¥10,000札だけで持参すると、コンビニや小規模店で崩せず困ります。¥1,000札を多めに用意します。

出発前にApple WalletのSuicaを発行してもチャージできない場合があります。初回チャージは日本国内のクレジットカードまたは駅ATMで、海外カードはエラーが出ることが多いです。Apple PayにVISAかMastercardの海外カードを登録すればSuicaにチャージできることもありますが、機種やOSによります。

空港での両替は手数料が高く為替レートも悪いため、母国の銀行で事前両替が最も得です。

短期ホテルを数日だけ予約して「賃貸契約は2週間で済む」と思うのは甘く、実際は1か月かかります。最初の宿泊は1か月以上予約し、契約完了後に引越します。

日本語キーワード

  • 在留資格認定証明書(COE)
  • 国際運転免許証
  • 薬監証明
  • 転入届
  • 実印登録

参考資料